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「骨格」と「ボディ」の違いとは?

執筆者の写真: Yoshi MasudaYoshi Masuda

ワインを愛する皆さん、こんにちは!今日は、ワインの味わいでよく耳にする「骨格」と「ボディ」の違いについて、もっと深掘りしていこうと思います。これらの言葉は、ワイン初心者にとってちょっと難しく感じるかもしれませんが、ちょっとした解説でグッと理解が深まりますよ!さあ、一緒にワインの世界を楽しみながら学びましょう。


まずは、前提となるお話を少しだけ。


ワインは、主に水、アルコール、糖、酸、フェノール化合物(タンニンやポリフェノール)の5つの要素で成り立っています。骨格とボディは、これらの要素の中でも特に酸、フェノール化合物(タンニンなど)、そしてアルコールと関係が深いんです。そして面白いのが、ワインに含まれるフェノール化合物は全体の1%以下ととても少ないのに、味わいや印象に与える影響は大きいという点。まさに、少ないけれど大きな役割を果たしているんですね。


では、さっそく「骨格」と「ボディ」について、もう少し詳しく見ていきましょう!




骨格(Structure)とは?


まず、「骨格」という言葉。これはワインの基本的な「骨組み」を指していて、酸とフェノール化合物(特にタンニン)が主な要素になります。


ワインに力強さや深みを与えるのは、この酸とフェノール化合物のバランス。例えば、酸味がしっかりしていたり、タンニンが豊富に感じられるワインは「骨格がしっかりしている」と言われます。この「骨格」がしっかりしていると、ワインは引き締まり、全体的にバランスが良く感じられるんですよ。


実際、日本ソムリエ協会でも、「骨格のあるワイン」とは、酸味やタンニン(フェノール化合物)がしっかり感じられるワインと定義しています。これが、ワインに堅実さや力強さを与える、いわば「骨太さ」なんですね。




ボディ(Body)とは?


一方、「ボディ」は、ワインを口に含んだときに感じる「重さ」や「質感」のこと。口の中で広がりがあり、しっかりとした存在感があるワインはボディが強い、つまり「フルボディ」と表現されます。逆に、口当たりが軽く、スッキリとした印象があるワインは「ライトボディ」と言われます。


ボディの強さに大きな影響を与えるのは、主にアルコールとフェノール化合物です。アルコールが多いと、ワインのボディは重く感じられ、少ないと軽くなります。また、フェノール化合物、特にタンニンが多いと、ワインには「粘り」や「テクスチャー」が生まれ、それがボディの重さに繋がります。つまり、タンニンが豊富なワインは、ボディもしっかりしていることが多いんです。




まとめ

「骨格」と「ボディ」の違いを理解すると、ワインを飲む楽しみが一段と深まります。骨格はワインの「骨太さ」、そしてボディはその「重さ」や「質感」を表しています。どちらも密接に関係していて、うまくバランスが取れているワインが最も魅力的です。


次回ワインを飲むときは、ぜひ「骨格」と「ボディ」を意識しながら、その豊かな味わいを味わってみてくださいね!ワインの新たな魅力を発見できるかもしれませんよ。

 
 
 

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