ボルドーワインを楽しむ会を開催しました。シンデレラシャトーからメドック2級まで3つのシャトーのワインを堪能
- Yoshi Masuda
- 3月31日
- 読了時間: 3分
先日、港区芝の26階に位置する、素晴らしい景色が広がるパーティールームにて「ボルドーワインを楽しむ会」を開催しました。
17名の参加者とスタッフを合わせ、合計20名で素敵なひとときを共有しました。

昨年、私はボルドーを訪れ、いくつかのシャトーを巡る機会がありました。その中でも特に印象に残った3つのシャトーを、簡単にご紹介させていただきました。
Chateau Valandraud(サンテミリオンPGCC-Bクラス)
Chateau Lascombes(メドック2級)
Chateau Pichon Longueville Baron(メドック2級)

特に、それぞれのシャトーに秘められたドラマチックな歴史に焦点をあてて解説を行いました。例えば:
Chateau Valandraudは1989年に設立された新しいシャトーでありながら、2011年にはPGCC-Bクラスに昇格するというまさにシンデレラストーリーを持つワイナリーです。
Chateau LascombesとChateau Pichon Longueville Baronはかつて品質の安定が課題でしたが、米国企業やフランスの保険会社が支援に入り、奇跡的なV字回復を遂げたことで知られています。

ちなみに、Chateau Pichon Longueville Baronというシャトー名、非常に長くて覚えづらいですよね。私がワインエキスパートを目指して学習していた時、最初にこの名前を覚えるのに苦労したことを今でも鮮明に覚えています。今回は、その名前の由来についても少し触れさせていただきました。
シャトー見学中に仕入れた、最新鋭の醸造設備や環境に優しいワイナリーなど、現地レポートもふんだんに織り込みながら、お話しさせていただきました。

その後、参加者の皆様には、Chateau Valandraudのファーストとセカンドを飲み比べていただきました。
4つのチームに分かれ、どちらがファーストかセカンドかを伝えずに、それぞれのチームが「美味しい」と感じる方を選んでいただいたところ、
2チームがファーストを、
他の2チームがセカンドを
選ぶ結果となりました。
価格差は5倍以上ありましたが、フルーティーで飲みやすいセカンドの方が美味しいと感じたチームが半数あり、その意外な結果に驚きました。

会の後半では、Chateau LascombesとChateau Pichon Longueville Baronのファーストとセカンドをはじめ、カリフォルニアで作られたボルドースタイルのワインをお楽しみいただきました。特に、Chateau Lascombesのファースト2010年は、素晴らしい当たり年であったこともあり、深みのある伝統的なボルドーの味わいが好評でした。

午後3時という、あまりお腹がすいていない時間帯の開催でしたが、軽食もご用意しました。私の住む地域のレストランにお願いし、鴨肉などのフランス料理オードブルを準備していただきました。レストランの詳細は、下記リンクからご確認いただけます。 レストランの詳細はこちら

会場の制約により、2時間という限られた時間で解説と懇親会を詰め込んだ形となりましたが、その中で知識を深め、ネットワーキングを楽しんでいただけたことを大変嬉しく思います。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
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