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フランス ワイン銘醸地 17日間の旅 〜 シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ロワール、ボルドー

執筆者の写真: Yoshi MasudaYoshi Masuda

17日間かけて、フランスのワイン銘醸地をドライブしてきました。(2024年10月30日〜11月15日)

 

出発前に計画を立てるに際して、ネットなどで情報収集をしましたが、計画に最も役にたつ「経験談」がほとんど無いことに気がつきました。

そんな経験から、私の経験談をまとめてみました。これから、フランスのワイン銘醸地を旅行しようとされている方の参考になれば嬉しいです。

 

<このブログの構成>

このブログでは、私の17日間の旅行について1日目から順番に日記風にまとめました。距離や出発・到着時刻に関する記載を充実させています。土地勘が無い、我々日本人には、便利な情報かと思い入れました。


1日目から17日目までの工程の説明の後、ガイドやホテル、レンタカーに関する情報をまとめてあります。


日記の部分は長文なので、下記の表を参考にして、自分の興味のあるところから読んでみてください。


<訪問地の選定について>

日本ソムリエ協会の教本に出て来るワイン銘醸地や観光地を実際にこの目で見てみたいという思いがあったので、訪問地の選択にあたっては、ソムリエ教本を参考にしました。また、ローヌ、プロヴァンス、ラングドック・ルーション、南西地区などの南部は以前に行ったことがあるので、今回は、シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ロワール、ボルドーと北部を中心に回りました。

 

 

<計画時に注意すべき点>

計画時に注意すべき点はを3つあげます。

 

  • 【ガイドをうまく活用する。】効率的に回るためにはレンタカーを借りて回ることをお勧めします。但し、自分で運転すると、せっかくワイナリーに行ってもテイスティングができないのが最大のネックです。シャンパーニュのエペルネ地区のように市街地から歩ける距離にワイナリーが集中している場所もありますが、ほとんどの地域では、ワイナリー訪問のためには車を運転する必要があります。運転するしかない地域では、ガイドを雇うことをお勧めします。

     

  • 【週末や祝日に注意する。】週末や祝日は、開いていないワイナリーが多いので、移動日になるように計画できると良いです。フランスの祝日は事前に調べることをお勧めします。フランスでは、国民の祝日は11日しかないのですが、5月(4日)と11月(2日)に集中しています。私は11月初旬に行ったのですが、訪問中の全ての週末が3連休で、観光地は混雑していました。

     

  • 【どの季節に行くか?】1年の中で、いつ行くかの判断も難しいところです。前項で説明した祝日の関係から、5月と11月は外した方が良いかもしれません。また、8月はバカンスで閉まっているところが多く、9月、10月はワイナリーは繁忙期で対応していないところが多く、外した方が良いそうです。12月から4月はどんよりした日が多く、ぶどうも実っていないのであまりお勧めではないそうです。6月、7月は晴天日も多く、ぶどうも実っていて最高なのですが、混んでいるそうです。そう考えると、いつ訪問するかの判断は意外と難しいです。

     


 

では、早速、1日目から説明していきますね。(金額に関する記載は、1ユーロ=160円で算出しています。)

 


1日目:10月30日(水)

東京からパリへ


羽田空港を午前8時25分に出発するJAL45便で一路パリへ。ウクライナ戦争の影響でロシア上空が飛べず、アラスカから北極ルートで飛ぶため14時間55分の飛行時間。

 

午後2時55分、パリのシャルル・ドゴール空港到着。AVISで、レンタカーを借りました。(返却は、11月12日にボルドーのサン・ジャンSaint-Jean駅にて。)


今日の宿泊地、モー(Meaux)へ向かいます。シャルル・ドゴール空港から、30km、車で、約1時間の距離。モーはマルヌ川沿いにある美しい街(人口55,000人)で、モー・ド・ブリーというチーズで有名です。


 

翌日、シャンパーニュ方面に向かうので、パリ市内では無く、空港とシャンパーニュの中間地点のモーを宿泊地に選びました。宿泊ホテルはIBIS Styles Meaux Centre。

この時期。パリの日の入りは午後5時頃なので、モーに到着した頃には真っ暗。


 

2日目:10月31日(木)

シャンパーニュ・ランス地区のメゾン巡り + オーヴィレール村


朝、モーの街を散策した後、シャンパーニュの中心地「ランス(Reims)」(人口180,000人)へ。約100km、車で1時間15分ほどの距離。

 

午前11時頃、ランス到着。早速、世界遺産のランス大聖堂を見学。


 その後、シャンパーニュのメゾンを2軒回りました。いずれも、セラーツアーには参加せず(いずれのメゾンでも当日のツアーには空席があり、まだ参加可能だった。)、ブティック(売店)のみの見学。


まず、12時半頃、ヴーヴクリコ見学。ランス大聖堂からヴーヴクリコまでは、北へ2.3km、車で8分ほどの距離。


次に、午後1時頃に、GHマム(GH Mumm)見学。ランス大聖堂からGH マムへは、南へ3.1km, 車で13分ほどの距離。ここには日本人画家藤田嗣治にちなんだチャペルフジタがあります。


ランスの街には、他にもポメリー(Pommery)やテタンジェ(Taittinger)などの有名メゾンが集中していますが、いずれも街の中心地(ランス大聖堂)からは2-3km離れており、暑いて回るのは少しきついです。

 

午後2時頃、今日の宿泊地の「エペルネ(Epernay)(人口23,000人)」に向けて移動開始。


途中、午後3時頃にオーヴィレール(Hauvillers)村に寄りました。ここは、ドン・ペリニヨンの墓があることで有名。ランスからオーヴィレールまでは、30km、車で40分ほどの距離。



オーヴィレールからエペルネはとても近いです。6km、車で12分ほどの距離。

エペルネのホテルはIBIS Epernay Centre-Ville。ここに2泊しました。

 


3日目:11月1日(金)<諸聖人の日の祝日>

シャンパーニュ・エペルネ地区のメゾン巡り + アイ村


エペルネの街には、有名なシャンパーニュ通り(Avenue de Champagne)があり、通り沿いにモエシャンドン(Moet & Chandon)をはじめとして、有名メゾンがひしめいています。


ランスは、メゾンが街の中心地から少し離れていることもあり、歩いてメゾン巡りをするのは難しいです。一方、エペルネは散歩しながらメゾン巡りが出来るのが楽しいです。運転しなくて良いので、ツアーに参加してテイスティングもできます。


午前10時半にモエシャンドンでセラーツアーに参加。このツアーは、出発前に予約しておきました。


午後は、近くにあるアイ(Ay)村へ。ここは、シャンパーニュ地区でも最高のワインと評されてきました。エペルネからアイ村は、とても近いです。5km、車で10分ほど。アイ村には、午後2時頃到着。ぶどう畑の散策を楽しみました。


 

4日目:11月2日(土)

シャブリのシャトー巡り + エソワ村


この日は、次の宿泊地である「ボーヌ(Beaune)」(人口22,000人)へ移動。

途中にエソワ(Essoyes)村とシャブリ(Chablis)村に寄っていくことに。

 

エペルネからエソワまでは、160km、車で1時間45分ほどの距離。エソワには午前10時半頃到着。ルノワールの妻の出身地で、ルノワールが夏を過ごした別荘やルノワール夫妻のお墓があることで有名です。


 エソワからシャブリまでは、75km、車で1時間10分ほどかかります。


シャブリには、午後1時頃到着。スラン川沿いにある美しい村です。市街地にドメーヌが幾つかあってテイスティングが楽しめます。また、歩いて10分ほどの距離にグランクリュの畑もあり、美しいぶどう畑の散策も楽しめます。


 シャブリからボーヌまでは、140km、車で2時間ほどの距離です。

 

ボーヌには午後4時頃に到着。ホテルはIBIS Styles Beaune Centre。ここには4泊します。

 


5日目:11月3日(日)

ボジョレー、マコネ、コートシャロネーズ

 

日曜日だったので、ドメーヌ(ワイナリー)は開いていないところが多いということもあり、この日は、ブルゴーニュ南部のワイン銘醸地であるボジョレー、マコネ、コートシャロネーズをドライブすることにしました。


まずボーヌからブルゴーニュの最も南に位置するボジョレーまで移動、そこからマコネ、コート・シャロネーズと北上してボーヌに戻るルートを取りました。


ボーヌからボジョレーまでは100km以上ありますが、どこまで行っても、一面にぶどう畑は広がっていて、ブルゴーニュのワイン関連産業の蓄積の凄さを実感できます。

 

ボジョレーでは、特に熟成能力が優れたワインが作られるとされるモルゴンとムーラン・ア・ヴァンを訪れることにしました。ボーヌからモルゴンは、110km、車で1時間10分ほど、モルゴンからムーラン・ア・ヴァンへは7.5km、車で10分ほどかかります。モルゴンには午前10時半、ムーラン・ア・ヴァンには午前11時頃に到着しました。


ムーラン・ア・ヴァンは、フランス語で風車と言う意味ですが、その名の通り、中心部に大きな風車があり、ぶどう畑を見下ろしています。そのすぐ横にシャトー・ド・ムーラン・ア・ヴァンというワイナリーがあります。ここは、日曜日でしたが開いていました。


マコネでは、ブルゴーニュ最大のコミュナルAOCであるプイイ・フュイッセ(Pouilly-Fuisse)を訪問。ムーラン・ア・ヴァンからフュイッセまでは、13km、車で20分くらいの距離。途中マコネの町で昼食をとったので、フュイッセ到着は午後1時半頃 。フュイッセ村に入る前の丘の上から、フュイッセの村が一望出来るのですが、ぶどう畑に囲まれた中世の村の景色は印象的です。


コート・シャロネーズでは、同地区最大のAOCであるメルキュレ(Mercurey)を訪ねました。フュイッセからメルキュレは、87km、車で1時間20分ほど。ボジョレーとマコネは隣接していますが、マコネとコート・シャロネーズは少し離れています。メルキュレには午後3時頃到着。


 

 6日目:11月4日(月)

コート・ドールのドメーヌ巡り(1)


平日である4日(月)と5日(日)は、ガイドの方に運転と案内をお願いして、コート・ドールのドメーヌを訪問しました。

 

ブルゴーニュは、殆どのドメーヌがぶどう畑や醸造所の見学ツアーは行っていません。セラーの見学とテイスティングを行っているシャトーはあるのですが、実際には予約を取るのがかなり難しく、現地にコネのあるガイドさんにお願いするのがオススメです。

 

この日は、午前中はコート・ド・ニュイ(Cote de Nuit)のドメーヌを2軒訪問。


1軒目は、ジュヴレ・シャンベルタン(Gevrey-Chambertin)のドメーヌ・フィリップ・レコートクレール(Damaine Philippe Leclere)。



2軒目は、ヴォーヌ・ロマネ(Vosne-Romanee)のドメーヌ・ミッシェル・ノエラ(Domaine Michel Noellat)。



どちらのシャトーでもテイスティングを楽しみました。


その後、ロマネコンティ(Romanee-Conti)の畑を訪問。



 午後は、コート・ド・ボーヌ(Cote de Beaune)へ移動。

まず、シャニー(Chagny)の街で昼食。


その後、シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)のドメーヌ・メストロ(Domaine Mestre)でテイスティングを楽しみました。


 

7日目11月5日(火)

コート・ドールのドメーヌ巡り(2)


この日も、引き続きガイドの方にご案内をお願いしました。

 

午前中は、コート・ド・ニュイ(Cote de Nuit)のヴージョ(Vougeot)にあるドメーヌ・ベルターニャ(Domaine Bertagna)。テイスティングを楽しみました。


 その後、コート・ド・ボーヌ(Cote de Beaune)へ移動。

ピュリニーモンラッシェ(Puligny-Montrachet)のドメーヌピカー(Domaine Picard)を訪問し、テイスティングを楽しみました。


その後、モンラッシェの畑を見学。


昨日同様にシャニー(Chagny)の街で昼食。モツの腸詰。マスタードも美味しいです。


 午後は、ボーヌの街にあるメゾン・ルイ・ジャド(Maison Louis Jadot)でテイスティングを楽しみました。



 

8日目 11月6日(水)

プイイ・フュメ、サンセール、ヴーヴレイ

 

この日は、ブルゴーニュの中心地「ボーヌ」からロワール地方の中心地「トゥーレーヌ」へ向かいます。途中、ロワール地方のワイン銘醸地であるプイイ・フュメ、サンセール、ヴーヴレイを経由しました。

 

午前8時頃、ボーヌのホテルを出発。まずは、ロワール地方の東端サントル・ニヴェルネ(Centre Nivernais)地区にあるワイン銘醸地、プイイ・フュメ(Pouilly Fume)とサンセール(Sancerre)へ向かいます。


プイイ・フュメまでは約200km、2時間半ほどのドライブ。

10時半頃、プイイ・フュメのぶどう畑が広がるロワール川右岸の村、プイイ・シュル・ロワール村(人口1,700人)に到着。霧のロワール川の幻想的な景色を楽しみました。


橋を渡って左岸に出て、サンセールに向かいます。サンセールまでは、15km、20分ほどの距離。11時頃、サンセール村(人口1,800人)に到着。サンセールは小高い丘になっていて、斜面に黄金色のぶどう畑が広がり、とても美しいです。


 ここから今日の最終目的地であるトゥール(Tours)までは、225km、まだ2時間半もかかります。ロワールは思っていたよりもずっと広いです。

 

Toursの前に、トvvで、シュナンブランの銘醸地として有名なヴーブレ(Vouvray)に寄ります。サンセールからヴーヴレイまでは、218km、2時間25分。午後2時半頃、ヴーブレ村(人口3,000人)に到着。美しい街ですが、フランスのどこにでもある街でもあります。


 ヴーブレからトゥール(Tours)までは、10kmほどで30分もかかりません。左側にロワール川が広がり、右側にはお城のような巨大ワイナリーやレストランが出現します。しばらく走ると橋を渡って、ロワール川左岸にあるトゥールの市街地に入ります。

 

トゥール市(人口135,000人)は、昔、フランスの首都だったこともあるそうで、エペルネやボーヌに比べるとすいぶんと大きな都市です。ホテルは、街の中心に位置するベストウェスタン。ここに3泊します。

 

早速、サンガシアン大聖堂(Cathedrale Saint-Gatien)やプリュムロー広場(Place Plumreau)などを散策しました。


ボーヌからトゥールまで1日かけてドライブしましたが、ロワール地方の東側のワイン銘醸地の景色が楽しめました。思ったよりも大きいロワール地方の距離感も実感でき、おすすめのドライブコースです。

 


9日目 11月7日(木)

ロワールの古城巡り 


この日はロワールの古城巡り。

トゥールの東側にある3つの古城を訪れました。まず、最も東に位置するシャンボール城まで行ってから、トゥールの方に戻りながら、途中、シュノンソー城、シュバリエール城に寄りました。

 

午前は世界遺産のシャンボール城を訪問。

トゥールからシャンボール城までは、75km、車で1時間10分ほどの距離です。

このお城は本当に巨大ですが、中は意外に質素です。日本語の音声ガイドを借りられるのですが、巨大なのに順路が無いので、ちょっと消化しずらいです。


レストランやギフトショップなども併設されています。AOCシュヴェルニーの近くでもあるので、シュヴェルニーの赤ワインとステーキを楽しみました。


 午後は、まず、シュヴェルニー城。このお城AOCシュベルニーと同じ名前です。

シャンポール城からシュヴェルニー城までは、18km、車で20分ほどの距離です。

シュヴェルニー城は、ベルギーの漫画Tintín のモデルになったことで有名ですが、巨大なシャンボール城を見た後だったので、少し見劣りしました。

ここは、オーディオガイドはありませんが、日本語のパンフレットをくれたので、パンフレットを見ながら順路に従って回りました。


 この日、最後に訪れたのはシュノンソー城。

シュヴェルニー城からシュノンソー城までは、40km、車で40分ほどの距離です。

駐車場からお城まではかなりの距離がありますが、巨大な木の並木道のはるか向こうに巨大なお城が見えて、気分が上がります。

日本語オーディオガイドを聞きながら回るのですが、1-19まで、順路がはっきりしていて、1つ1つにオーディオの丁寧でわかりやすい解説があります。6人の城主は全員女性だったそうですが、それぞれの女性の生き様を描いた解説がとても興味深いです。このお城はなんと川の上に建っていて、景色が素晴らしいです。


 

スケールで圧倒されたいならシャンボール城、美しさや面白さを求めるならシュノンソー城がおすすめです。

 

シュノンソー城からトゥールまで戻るのは、33km、車で35分の距離です。


 

10日目 11月8日(金)

シノン、ブルグイユ + ユッセ城

 

この日は、ロワール地方中央に位置するトゥーレーヌ地区を代表するワイン生産地「シノン」と「ブルグイユ」を巡るとともに、通り道にあるユッセ城、シノン城の2つの古城も巡りました。

 

ます、ユッセ城へ向かいます。

トゥールから、ユッセ城までは38km、車で40分くらいの距離です。

このお城は、眠れぬ森の美女のモデルになったことで有名です。

日本語のパンフレットがあり、パンフレットの順路に従って城内を見学します。その後、眠れる森の美女というコースを見ます。これは、お城の一角の部屋に、眠れる森の美女のシーンを再現したもの。なんかディズニーランドに来たみたいで、違和感があります。


続いて、シノンへ向かいます。ここは、カベルネフランの1大生産地。

ユッセ城からシノンまでは、13km、車で15分の距離です。

シノン(人口8,00人)は、街の中心にロワール川の支流であるヴィエンヌ川が流れていてとても美しいです。街の中心部には、たくさんのカフェがあり、多くの人がコーヒーやビールなどで会話を楽しんでいます。


 山の上には、今は廃墟と化したシノン城があります。ここは、日本語のパンフレットは無く、英語のパンフレットとタブレットで回ります。見張り塔から見たシノンの街とヴィエンヌ川の景色は絶景。反対側にはぶどう畑の絶景が広がります。


 最後にプルグイユへ。シノンと並ぶ、カベルネフランの生産地です。

シノンからブルグイユは、18km、車で20分ほどの距離です。

街の中心部には、広場があり、レストランやお店が数軒あります。その少し先に、ワイン・ショップがあったので寄ってみました。店員の人がとても親切で、おすすめのカベルネフランを購入しました。


 

11日目 11月9日(土)

トゥールからボルドーへ

 

この日は、トゥールを後にして、次の宿泊地「ボルドー」へと向かいます。

トゥールからボルドーまでは、350km、3時間半ほどの距離です。

 

トゥールからボルドーまでは、東京から名古屋と同じ距離ですが、時速130km高速道路が利用でき、快適なドライブです。途中のサービスエリアなどもよく整備されています。

 

トゥールを午前10時頃に出発しました。途中休憩をはさんだのですが、午後3時にはボルドーのホテルに到着。

ボルドーのホテルは、IBIS Bordeaux Centre Meiadeck。ここに4泊します。


 ボルドー市(人口 240,000人)は、エぺルネ(シャンパーニュ)→ ボーヌ(ブルゴーニュ)→ トゥール(ロワール)と回ってくると、かなりの大都市です。


 市の中心地は、車の侵入が禁止されていて、歩行者専用道路になっているのですが、ものすごい人で溢れていました。


 

12日目 11月10日(日)

メドック5大シャトー

 

この日は、日曜日で多くのシャトーが閉まっているので、メドックをドライブして、5大シャトー間の距離感を掴むことに。

 

午前9時頃、ホテルを出発して、シャトー・ラフィット・ロスチルドへ。

このシャトーは、ポイヤック村の最も北に位置しており、すぐ隣はサンテステフ村になります。ボルドー中心部からは55kmで1時間15分ほどかかります。

午前10時頃、ラフィットロスチルドに到着。残念ながら工事中で公開しておらず、遠くから眺めるだけでした。


 続いて、シャトー・ラフィット・ロスチルドのすぐ近くにある、シャトー・ムートン・ロスチルドへ。ここも工事中でクレーンが設置されていました。


 次に訪れたのは、シャトー・ラトゥール。このシャトーは、ポイヤック村の最も南に位置しており、すぐ隣はサンジュリアン村の畑になります。シャトー・ムートン・ロスチルドからは6km、車で10分ほどの近さです。午前11時頃の到着。ここは、ふだんから一般には公開していないとのこと。


 

次は、シャトーマルゴーを目指します。シャトーラトゥールからは20km、車で25分ほどの距離です。

 

途中の村のパン屋に寄って、サンドイッチで昼食。


 シャトーマルゴーには、12時半頃到着しましたが、休日で閉まっていました。


 最後にペサックレオニャン村にあるシャトー・オーブリオンを目指します。シャトー・マルゴーからは35km、車で45分ほどの距離です。13時半頃到着しましたが、やはり休日で閉まっていました。


 メドックの5大シャトーの見学に関する情報は、他のブログに詳しいので、下記のリンクからご覧ください。


 この日の午後は、ボルドー市内をジョギングして、楽しみました。ガロンヌ川の河岸に歩行者専用道路が整備されていて、走りやすいです。


 

 

13日目 11月11日(月)<第一次世界大戦休戦記念日の祝日>

サンセール、ボルドー右岸(サンテミリオン、ポムロール)

 

11日(月)と12日(日)は、ガイドの方に運転と案内をお願いして、ボルドーのシャトーを訪問しました。

 

1日目は、ソーテルヌと右岸(サンテミリオン、ポムロール)を、2日目はメドックのシャトーを訪問しました、

 

午前9時頃、ホテルを出発し、まずソーテルヌにあるシャトー・ディケムへ。10時頃に到着。ガイドのレオさんが、プライベートツアーで、ぶどう畑と醸造所を案内してくれます。


 そして、テイスティング。私のために65,000円する2016年ヴィンテージを開けてくれました。


 

その後サンテミリオンへ移動。

 

シャトー・オーゾンヌの前で記念撮影し、サンテミリオンのレストランで、エスカルゴを鴨の胸肉を堪能。


 午後は、シャトー・ヴァランドロー(Chateau Valandraud)を訪問。ここは、2012年に第一特別級B(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB)に昇格した新進気鋭のシャトーです。

 

15時頃に到着。ガイドのダフネさんが、プライベートツアーで、ぶどう畑と醸造所を案内してくれます。


テイスティングは、ヴァランドローの2017年(30,000円前後)とセカンドラベルであるヴィルジニー(Virginie)の赤2018年(8,000円前後)と白2023年(セミヨン主体、5,000円前後)


その後、午後4時半頃、シャトー・シュバル・ブランで記念撮影。


 ポムロールへ移動して、シャトー・ペトリュスとシャトー・ルパンで記念撮影。

 

ドルドーニュ川に沈む夕陽を眺めながら、ホテルへ戻りました。


 

 14日目 11月12日(火)

ボルドー左岸(メドック)

 

この日も、引き続きガイドの方にご案内をお願いしました。

 

2日目のこの日は、メドックのシャトーを訪問しました。

 

午前9時頃、ホテルを出発。

マルゴー村にある2級シャトー、シャトー・ラスコンブ(Chateau Lascombes)に向かいます。ボルドー市内から32km、車で55分の距離。

 

午前10時頃、シャトー・ラスコンブに到着。ガイドのヤエルさんの案内で、ぶどう畑と醸造所を回りました。


 テイスティングは、シャトーラスコンブの2020年(14,000円前後)、セカンドラベルであるシュヴァリエ・ド・ラスコンブ(Chevelier de Lascombes)(6,000円前後)の2020年、オーメドック(Haut Medoc de Lascombes)の2020年(3,000円前後)の水平テイスティング。


 11時過ぎに、すぐ近くのシャトー・マルゴーへ。一昨日来た時には閉まっていた受付エリア

が開いていて新しい醸造所の工事の写真の展示を見ました。


 12時過ぎに、ポイヤック村のシャトー・ムートン・ロスチルドへ。一昨日に来た時には閉まっていたブティック(売店)が開いていました。ワインや絵葉書を売っています。


その後、すぐ近くのシャトー・ラフィット・ロスチルドへ。工事中で、中に入れませんが、一昨日来た時よりは良い位置で写真が撮れました。


 ポイヤックの中心地で昼食。昨日は、鴨の胸肉を食べたので、今日は、鴨のコンフィ(よく揚げた鴨のもも肉。色が赤いのが特徴的。)を食べる。ポイヤックの中心地はガロンヌ川に面していて印象的。


 午後2時頃、シャトー・ラトゥールの前で写真撮影。


 午後2時10分頃、シャトー・ピション・バロン(Chateau Pichon Baron)へ。

シャトーピジョンバロン


ガイドのマノンさんの案内で、プライベートツアーでぶどう畑と醸造所を見学。


テイスティングは、まず、2019年のピション・バロンの2019年(32,000円前後)とセカンドラベルであるレ・トゥーレル・ド・ロングヴィル(Les Tourelles de Longueville)の2019年(10,000円前後)、もう一つのセカンドラベルであるレ・グリフォン・ド・ピション・バロン(Le Griffons de Pichon Baron)の2019年(20,000 円前後)の水平テイスティング。


 そして、ピション・バロンの2019年(32,000円前後)、ピション・バロンの2017年(25,000円前後), ピション・バロンの2014年(27,000円前後)の垂直テイスティング。


おまけにソーテルヌのプルミエ・グラン・クリュであるシャトー・スデュイロー(Chateau Suduiraut)の甘口ワインも2011年と2022年(どちらも15,000 円前後)を垂直テイスティング。


 午後4時前、ドルドーニュ川とガロンヌ川の合流地点で写真撮影してホテルに戻る。あいにくの雨。


 

15日目 年11月13日(水)

ボルドーからパリへ移動

 

午前9時チェックにホテルをチェックアウトして、シャトー・オーブリオンへ。ボルドー市中心部からシャトー・オーブリトンへは3kmの近さなので、ジョギングでの行ける距離です。。

 

午前9時半、シャトーオーブリオン到着。一昨日来た時は閉まっていたが、今日は開いていて、ブティック(売店)、応接室、地下の展示室などを見学した。


 

午前10時半、15日間付き合ってくれたレンタカーを返却。12時12分発のTGVで一路パリへ。このTGVはトュールーズ発で、満席。パリまではノンストップで2時間。ほぼ定刻にパリのモンパルナス駅に到着。

 

モンパルナス駅の近くのIBISホテルにチェックイン。パリ市内を少し観光する。

 


16日目 11月14日(木)

パリから東京へ

 

午前中にホテル近くにあるエッフェル塔に登る。


午後1時頃にホテルを出て、シャルル・ドゴール空港へ。午後5時15分発のJAL46便で一路東京へ。帰りは、ロシア上空の飛行を回避するため、トルコから中国上空を飛行しました。

 

17日目 年11月15日(金)

無事に東京へ帰着

 

ほぼ定刻の午後2時45分頃羽田に帰着。

 


ガイドさんについて

 

<ブルゴーニュのガイドさん>

Bourgogne Direct Wines の篠塚茂治さん。

もともとは日本企業の会社員だったのが、ロンドン駐在中にブルゴーニュワインにはまり、そのままブルゴーニュに。奥様のジェラディンさんはフランス人だが、日本語堪能。ワインの日本への輸出もやっていて、その関係からか、ブルゴーニュのシャトー関係者とのコネが強く、普通には入れないシャトーにも予約をとってくれる強力なガイドさん。ブルゴーニュ愛溢れる語り口も魅力的。



 

<ボルドーのガイドさん>

AMT BORDEAUXの大宅利恵子さん。

フランス歴が長く、通訳としてはもちろん一流ですが、ガイド以外にぶどう畑で働かれていて、その経験に基づいたお話がとても楽しいです。

事前のメールでのやり取りも迅速で丁寧。当日も私の無理なお願いにも快く対応してくださり、とても満足しました。おすすめのガイドさんです。



 

ホテルについて

 

今回は、モー(パリ近郊)、エペルネ(シャンパーニュ)、ボーヌ(ブルゴーニュ)、トゥール(ロワール)、ボルドー、パリの6ヶ所でホテルに宿泊、トゥール以外は、IBISホテルに泊まりました。

IBISはフランス最大のホテルチェーンで、日本を含むフランス国外にも進出しています。

 

現代的な家具が特徴で、明るく清潔で安全なホテルですが、無駄を配して料金を下げています。モーやエペルネのホテルでは、受付の人が、レストランの料理を作ったり、配膳をしたり、1人3役をこなしていました。

冷蔵庫、コーヒーメーカー、湯沸かしポットなどが無く、ビールやコーヒーが好きな私にとっては、かなり不便。クロゼット無し、クリーニングサービス無し、売店無し、トレーニングジム無しです。

エペルネのホテルには駐車場も無く、路上駐車させられました。キオスクでお金を払うのですが、クレジットカードが使えないキオスクが多く。小銭を準備しておく必要があります。

朝食はバフェですが、パンが美味しく、肉や卵もあり、まずまずです。ディナーを出しているところもありますが、基本的には、冷凍食品のレンチンです。時々、十分に解凍できておらず冷たいことがあります。バーはついているところが多く、そこそこ充実しています。

 

レンタカーについて

 

アメリカでAVISを使っていたので、AVISにしました。店舗数も多く、不便は感じませんでした。ただし、アメリカで貯めたポイントや特典は、ヨーロッパでは使えません。

シャルル・ドゴール空港で借りましたが、税関を出てから、レンタカーオフィスまでは遠くて、行き方がわかりにくいです。また、レンタカーオフィスから車庫までも遠いです。荷物が多い人は要注意です。どこのレンタカー会社でも同じです。

ボルドー駅で返却しましたが、AVISの返却場所から駅までは、近いので、大きな荷物があってもなんとかなります。

 

 

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