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執筆者の写真Yoshi Masuda

米国南部・アラバマ州のワイン事情

米国南部・アラバマ州のOZAN WINERYへ行ってきました。

    











「アラバマ州でもワインが出来るの?」多くの人がそう思うかもしれません。


確かに、アラバマ州で、最初のワイナリーが出来たのが、1980年代。今でもワイナリーの数は20くらいと少ないのですが、なかなか面白いワインを作っています。











アラバマ州は、アルコール規制が厳しい州で、今でも67郡(county)のうち26郡ではアルコールの販売が規制されています。また、これらの郡から、ワイン生産目的でぶどうを購入することが法律で禁止されていました。2002年にこの規制が撤廃されてからは、ワイン産業が急速に伸びています。


私が訪問したOZAN Wineryも2001年に設立された比較的新しいワイナリーです。創設者のRichardさんは、長年エンジニアとして活躍され、退職後にこのワイナリーを立ち上げたそうです。












5種類のワインをテイスティングしました。写真左から、リースリング、ブルーベリーワイン、ピーチワイン、ノートン(米国南部の地場ぶどう)、プリックリーペアー(サボテンの1種)から出来たデザートワイン。











国際品種に慣れた人から見ると、ちょっとこれ何?といった感じのワインが並んでいますが、食べ物や飲み物は、その土地のものを試してみるのが楽しいもの。

















米国南部は桃の生産が盛んで、アラバマに人たちは「アラバマの桃が一番美味しい!」と言います。その桃を発酵、熟成して作られたのがピーチワインです。











また、米国南部の地場ブドウであるノートン(Norton)から作られた赤ワインもとてもユニーク。ノートンについては下記のブログも参照してください。











ところで、このワイナリーの名前になっている「OZAN」というのは、近くにあるOZAN滝が由来とのこと。この滝があって水が豊富なため、蒸気機関車の時代に、この地域に大規模な操車場があったそうです。今でも、このワイナリーまで近くの街から列車で往復するツアーもあって、この日も沢山に人が列車で到着していました。










アラバマのワイン、面白いです!

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