私の住むシャーロットから東へ約40km、Midlandの町にあるRocky River Vineyardsへ行ってきました。
このワイナリー、Rocky Riverという川の近くにある風光明媚な場所にあります。テイスティングルームでサービスしてくれたのは、大学生のDavid君。彼によれば、この場所は1980年頃に創業者のElliot氏が19歳の時に購入した土地だそうです。
購入当初は、あまり目的を考えずに購入したそうですが、2000年頃からぶどう栽培を始めることを思いつき、2003年にノースカロライナの地場ぶどうであるマスカダインを栽培したのが、ワインの仕事への第一歩だったとのこと。今は、一面にマスかダインが栽培されています。
その後、同じ敷地内にワイナリーを作り、2007年からワインの販売を開始しています。今も自社栽培のマスカダインから作るワインが主力製品ではありますが、国際品種からもワインを作っています。国際品種は、カリフォルニアなど他地域のぶどう畑から取り寄せています。
早速、David君に頼んで、テイスティングを開始。ノースカロライナの昔ながらのワイナリーでは沢山の量をテイスティングさせてくれるところがあります。(質より量とは言いませんが・・・)
アメリカでは通常、テイスティングはグラスで3〜5杯ですが、ここは10杯とすごい量。しかも$19と、とてもリーゾナブルな値段。David君いわく「テイスティングだけで、ほぼボトル1本飲めます。」
そして、これもノースカロライナの昔ながらのワイナリーに多いのですが、テイスティングは、辛口→甘口→超甘口の順に進んでいきます。このワイナリーがユニークなのは、最後の2杯(9杯目と10杯目)はワインのシャーベット。暑い夏にはよく売れるそうです。
ノースカロライナは、甘口ワインが好まれます。David君にその理由を訊くと「地場ぶどうであるマスカダインが甘口ワインを作るのに向いているから」とのこと。(ちょっと、説得力に欠ける説明でしたが・・・。)
マスカダインは、ノースカロライナ州の「州の果物」である「スカパノン」をはじめ、沢山の種類があります。今日、テイスティングで飲んだマスカダインは、自社畑で栽培された「カルロス(Carlos)」と「ノーブル(Noble)」の2種類。
ノースカロライナワイン奥が深いです!
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